2011年11月16日 (水) | 編集 |
我が家の息子は現在、家を離れ長野で山村留学をしています。
山村留学・・・・・聞きなれない方も多いかと思います。
検索してみるといろいろな形態があるようですが、息子の行っている長野県王滝村では
各地から来ている小学3年生~中学2年生までの子たちが寮生活をしながら地元の学校に
通っています。
実は山村留学のことは息子が5年生の時に知人から聞いていました。
その後、学校の先生の勧めもあり、今年1年だけ行かせて見よう。
そんな思いから始まった親子離れての生活でした。
私的には、甘やかして育ててしまった息子が少しでも自立するように修行に出すつもりで
そんな気持ちで決めた事でした。
中学1年のとき、息子はまわりに自分が受け入れてもらえない学校生活を送ってきました。
私はそんな息子を見ているのが歯がゆくて、息子の性格を直したくて毎日のように怒ってばかり・・・
息子の顔から全く笑顔が消えてしまって、これは、私も息子と少し離れなければ
いけないのかも知れない。。。。。そんなように思い始めていました。
そんな思いの中で息子が山村留学を始めて約8ヶ月。
1年で一番大きな行事「感謝祭」が11月13日(日曜日)に行われました。
今までお世話になった先生や村民の方々に山村留学で得たものを発表するというものです。
この山村留学施設「子どもの森」では、民舞、剣道を推奨していて、息子も8ヶ月がんばってきました。
実際発表を目の当たりにして、もう、「すごい!!」とか「すばらしい!!」とか一言で表すことは
できないくらいのものでした。
内容は
1.剣道の試合
2.各自そろぞれの研究発表
3.豊年太鼓
4.沖縄の民舞 エイサー
剣道は初めてから半年で1級を取る腕前に。
研究発表は王滝の木材からノミ、彫刻刀、かんな、鑢を使って木食器を作成。
この研究発表は自分たちですべてやることが目的です。
他に、色んな木のチップで燻製を作ったり、スズメバチの巣を解体して調べたり、野性の鳥を調べたり
子どもたちが個々で発表をします。
豊年太鼓とエイサーで見事に私達夫婦の目の堤防が決壊して、涙涙でした。
息子がこんなにも活き活きと楽しく何かに取り組んでいる姿はきっと初めて目にしたかもしれません。
記憶をたどっても、こんな笑顔は見たことがありませんでした。
この山村留学施設は訳あって来年以降休止が決定しています。
この休止の話を聞いたときも来年は行かないからあまり気に留めることはしませんでした。
それがこの舞台を見た後180度考えが変わりました。
この笑顔はここでなければきっと見れないものだし、何より息子は夏休みから継続して山村留学を
希望していました。
感謝祭の後、剣道の先生に主人が「どうしたらここに息子さんを残してくれますか?」と
聞かれたそうです。先生は高校3年生までは私がどうしても息子さんを教えたいのです。
帰らせたくないのです。と懇願されたそうです。
息子のやる気、周りのサポート何をとっても、今は継続させてあげたい!!
先日からそのことが頭から離れません。
もちろん、休止が決まっているので継続は無理な話なのですが。。。。。
でも、条件がすべてそろっていたなら私達は息子を継続させて、高校も長野でいい!と
そこまで、思いが180度変わりました。
ほんとうに世の中うまくいかないものです(涙)
この山村留学で、息子はすごく変わりました。
でも、実は親である私たちの考えが一番変わったかもしれません。子どもを育てること、きっと一言で言えば
私の育て方は間違っていました。
いえ。。間違いというのは語弊がありますが、教育って事自体わかってなかったんだと思います。
それは、息子と離れたこの期間があったからこそ気づけたことだし、王滝村という環境が
教えてくれたことだと思います。
大人みんなが子ども達を育てる。これがいかに大切か実感しています。
そんな思いの親達が村民や学校の先生を招いての夕食会のあとの2次会では延々と話が尽きず
気がつけば翌日の3時、4時・・・・^^;
後ろの棚を見たら見たことがないくらいビールの空き瓶が並んでましたw
14日月曜日は校長先生の計らいで午前中授業参観をさせていただきました。
学校で勉強に意欲的に取り組む姿もこちらでは見られなかった面です。
人数が少ないので先生の目が行き届くと子もありますが、ある方が言っていました。
「人数が多い学校は、誰かがやるだろうと思い子ども達は手を抜くことを覚えるけど、この学校はそんなこと
言ってられないからみんなが何をやるにも積極的で尚且つ全力投球する」と。
今回OB、OGの子達の話を聞く機会もありました。
確かに私たち親は子どもに苦労して欲しくないので良い成績を修めて、良い会社に入ってという
レールの上を歩いて欲しいと願いがちです。
もちろん私だって今でもそういう気持ちはあります。
でも、躓いて、悩んで、考えてまだまだ迷って人生を模索している子達を見ていたらそうじゃなくても
いいんだと思える気持ちも沸いてきました。
私たちはちょっと手を貸すくらいでちょうどいいのかも知れません。
帰りは2人とも超寝不足で、運転はこまめに交代して帰ってきました。
本当にいろいろと考えさせられる2日間でした。
今日現在もまだまだいろいろ頭の中をぐるぐるしています。
今回いろいろと準備やら手伝いをしてくださった保護者会長、スタッフさん、OBの親御さんたち
みなさんに心からお礼申し上げます。
願わくば、今回繋がった縁が末永く続くことを祈りながら。。。。
山村留学・・・・・聞きなれない方も多いかと思います。
検索してみるといろいろな形態があるようですが、息子の行っている長野県王滝村では
各地から来ている小学3年生~中学2年生までの子たちが寮生活をしながら地元の学校に
通っています。
実は山村留学のことは息子が5年生の時に知人から聞いていました。
その後、学校の先生の勧めもあり、今年1年だけ行かせて見よう。
そんな思いから始まった親子離れての生活でした。
私的には、甘やかして育ててしまった息子が少しでも自立するように修行に出すつもりで
そんな気持ちで決めた事でした。
中学1年のとき、息子はまわりに自分が受け入れてもらえない学校生活を送ってきました。
私はそんな息子を見ているのが歯がゆくて、息子の性格を直したくて毎日のように怒ってばかり・・・
息子の顔から全く笑顔が消えてしまって、これは、私も息子と少し離れなければ
いけないのかも知れない。。。。。そんなように思い始めていました。
そんな思いの中で息子が山村留学を始めて約8ヶ月。
1年で一番大きな行事「感謝祭」が11月13日(日曜日)に行われました。
今までお世話になった先生や村民の方々に山村留学で得たものを発表するというものです。
この山村留学施設「子どもの森」では、民舞、剣道を推奨していて、息子も8ヶ月がんばってきました。
実際発表を目の当たりにして、もう、「すごい!!」とか「すばらしい!!」とか一言で表すことは
できないくらいのものでした。
内容は
1.剣道の試合
2.各自そろぞれの研究発表
3.豊年太鼓
4.沖縄の民舞 エイサー
剣道は初めてから半年で1級を取る腕前に。
研究発表は王滝の木材からノミ、彫刻刀、かんな、鑢を使って木食器を作成。
この研究発表は自分たちですべてやることが目的です。
他に、色んな木のチップで燻製を作ったり、スズメバチの巣を解体して調べたり、野性の鳥を調べたり
子どもたちが個々で発表をします。
豊年太鼓とエイサーで見事に私達夫婦の目の堤防が決壊して、涙涙でした。
息子がこんなにも活き活きと楽しく何かに取り組んでいる姿はきっと初めて目にしたかもしれません。
記憶をたどっても、こんな笑顔は見たことがありませんでした。
この山村留学施設は訳あって来年以降休止が決定しています。
この休止の話を聞いたときも来年は行かないからあまり気に留めることはしませんでした。
それがこの舞台を見た後180度考えが変わりました。
この笑顔はここでなければきっと見れないものだし、何より息子は夏休みから継続して山村留学を
希望していました。
感謝祭の後、剣道の先生に主人が「どうしたらここに息子さんを残してくれますか?」と
聞かれたそうです。先生は高校3年生までは私がどうしても息子さんを教えたいのです。
帰らせたくないのです。と懇願されたそうです。
息子のやる気、周りのサポート何をとっても、今は継続させてあげたい!!
先日からそのことが頭から離れません。
もちろん、休止が決まっているので継続は無理な話なのですが。。。。。
でも、条件がすべてそろっていたなら私達は息子を継続させて、高校も長野でいい!と
そこまで、思いが180度変わりました。
ほんとうに世の中うまくいかないものです(涙)
この山村留学で、息子はすごく変わりました。
でも、実は親である私たちの考えが一番変わったかもしれません。子どもを育てること、きっと一言で言えば
私の育て方は間違っていました。
いえ。。間違いというのは語弊がありますが、教育って事自体わかってなかったんだと思います。
それは、息子と離れたこの期間があったからこそ気づけたことだし、王滝村という環境が
教えてくれたことだと思います。
大人みんなが子ども達を育てる。これがいかに大切か実感しています。
そんな思いの親達が村民や学校の先生を招いての夕食会のあとの2次会では延々と話が尽きず
気がつけば翌日の3時、4時・・・・^^;
後ろの棚を見たら見たことがないくらいビールの空き瓶が並んでましたw
14日月曜日は校長先生の計らいで午前中授業参観をさせていただきました。
学校で勉強に意欲的に取り組む姿もこちらでは見られなかった面です。
人数が少ないので先生の目が行き届くと子もありますが、ある方が言っていました。
「人数が多い学校は、誰かがやるだろうと思い子ども達は手を抜くことを覚えるけど、この学校はそんなこと
言ってられないからみんなが何をやるにも積極的で尚且つ全力投球する」と。
今回OB、OGの子達の話を聞く機会もありました。
確かに私たち親は子どもに苦労して欲しくないので良い成績を修めて、良い会社に入ってという
レールの上を歩いて欲しいと願いがちです。
もちろん私だって今でもそういう気持ちはあります。
でも、躓いて、悩んで、考えてまだまだ迷って人生を模索している子達を見ていたらそうじゃなくても
いいんだと思える気持ちも沸いてきました。
私たちはちょっと手を貸すくらいでちょうどいいのかも知れません。
帰りは2人とも超寝不足で、運転はこまめに交代して帰ってきました。
本当にいろいろと考えさせられる2日間でした。
今日現在もまだまだいろいろ頭の中をぐるぐるしています。
今回いろいろと準備やら手伝いをしてくださった保護者会長、スタッフさん、OBの親御さんたち
みなさんに心からお礼申し上げます。
願わくば、今回繋がった縁が末永く続くことを祈りながら。。。。
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